雑誌「ザ・ヒューマン」に掲載されました

ザ・ヒューマン
雑誌「ザ・ヒューマン」2012年1月に掲載されました
ゲストはタレントの藤森夕子さん
ゲストはタレントの藤森夕子さん

足場・鳶工事業、飲食業、芸能活動と多角的な事業展開で社会に華を添える

藤森:長沼社長は現在、多角的な事業を展開されているようですね。まずは、社長ご自身の歩みから伺えますか。

長沼:高校を卒業してからは、しばらくアルバイトに励んでいました。その後、二十代半ばで知人を頼って横浜に移り、足場工事業に就いたのです。以降、懸命に修行を重ね、1987年に「長沼組」を創業、1997年に法人化しました。地元や北関東の中心に鳶や土工、足場工事を手掛けており、新潟中越地震の復興工事を請け負ってからは新潟にも営業所を置き、現在は約120名の体制を採っています。

藤森:土木工事のお仕事だけでも、実に幅広くご活躍されていらっしゃるようですが、その他にはどのような事業を?

長沼:飲食業です。元々、社員食堂として会社の二階に厨房のある飲食スペースを設けていたのですが、友人からここを居酒屋にしてはどうかと勧められまして。妻もぜひ飲食業をやりたいと言いますので、調理担当の方を雇い、「にこにこ亭」という居酒屋を始めたのです。社員はもちろん、ご近所の方々も気軽に通える店としてご利用いただいています。利益を得ようとは余り考えておらず、福利厚生の一つだと考え、社員や地域の人たちの憩いの場となるような店づくりを続けていくつもりです。

藤森:では、「カナプロ」というのは?

長沼:現在、大学生の長女が舞台に出演させていただくなど、芸能活動をしていまして。その関係から2011年に芸能プロダクションとして設立し、私は専務を務めています。まだスタートしたばかりなので、これから積極的に活動を始め、娘の夢もサポートしていきたいですね。

藤森:多彩な分野で事業を伸ばすことができた要因は何だと思われますか。

長沼:第一に運に恵まれたこと、そして先輩方に可愛がってもらえたことだと思います。そうして、手を差し伸べてくれた皆様の気持ちに絶対応えたいという思いが、何事にも全力で取り組むための原動力となり、今があるのでしょう。ただ、私には社員の生活を守る義務がありますので、闇雲に新規事業に乗り出すのではなく、事前の検討を十分に行った上でチャンスを確実につかめるように心掛けてもいるのです。

藤森:今後についても新たな展望が?

長沼:夏休みには長男が「長沼組」でアルバイトをしてくれていまして、家業に関心を示しているようですし、社員一同が末永く働けるよう、更なる基盤固めと業務内容の充実を図りたいと考えています。また、東日本大震災の復興工事のお話もいただいており、企業として被災地の復興や地域社会の再建に貢献できるような体制を整えたいとも思っています。そのために現地に営業所を新設し、腰を据えた展開を始めようと計画中です。何をするにおいても忍耐を忘れず、時には侠気を貫き、全社一丸となって取り組んで参ります。

藤森夕子さんのコメント
「かつて先輩方から温かく見守ってもらったように、社員の方々に対しても常に配慮を向けておられる長沼社長。皆様との絆をしっかりと感じているからこそ何事にも前向きに挑戦できるのでしょうね」