磐石な体制と真摯な心で、住民の暮らしを守る

協力業者も合わせると200名という磐石な体制に加え、約10万平方メートルの枠組み足場や単管足場、200棟分の一般住宅用ビケ足場などの足場材の揃えている『長沼組』。突発的な依頼や夜間工事などにも柔軟に対応してくれる懐の深さにも定評があり、売上実績も好調で、十分に信頼に足る企業である。だが、そんな同社の特徴を如実に表したのは3年前の新潟県中越地震の復旧作業工事においてのこと。薄利を理由に同業者がどんどん撤退する中で、長沼社長は「やるなら最後まで!」と意を決し、赤字になることを分かっていながら地域住民のために力を尽くした。また今年7月16日に起きた新潟県中越沖地震においても、営業所のある柏崎市が震災に見舞われながらも再度地域住民のために立ち上がり、現在も復旧工事にあたる毎日だという。地震大国日本において災害がなくなる日はないかもしれないが、同社のような企業が存在しているだけでも、被災者の心に光をあててくれることだろう。

報道ニッポン 2007年10月より

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